訪問看護師の仕事

訪問看護師になるために必要なことは?身につけておきたいスキル11選

こんにちは、こまてんです♪

今回は、訪問看護師になるために身に着けておきたいスキルを11個ご紹介します。

 

訪問看護は

年齢も疾患も対象となる利用者さんの幅が広すぎて、何を勉強したらいいかわからない。

看護師としてどんな経験があれば訪問看護の現場でやっていけるのだろう…

このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

 

 

 

訪問看護師になるために必要なもの…

それは看護師(もしくは准看護師)の資格のみ
これらの資格があればだれでも「訪問看護師」になれます。

 

・・・とは言っても、訪問看護ステーションの応募資格に「臨床経験3年以上」という条件がついていたり、病院で5年10年経験を積まないと訪問看護師は務まらないと考えている方も多いのではないでしょうか。

 

訪問看護の現場で求められるスキルとは何か?

今回は、実際に訪問看護師として働く上で身に着けておいた方がいい看護技術や経験などについてまとめています。

 

訪問看護の現場で特殊・高度な技術が必要とされる機会はほとんどありません。(応用が必要となる場合は多々ありますが…)

 

必要とされるスキルのほとんどは病棟で働く看護師が日常的に行っている業務やケアです。

訪問看護師になったとき役に立つ経験

 

病棟で何年も働いてきても、訪問看護は未知の世界ですよね…

「訪問看護師になる前に経験できていてよかった~」というスキルを11個ピックアップしました。

 

これらの基本をマスターできていれば、一人で訪問するプレッシャーも和らぎますし、訪問看護業務への慣れも早いと思います。

是非参考にしてみてくださいね♪

 

看護技術・医療処置編

排泄関連(浣腸・摘便・導尿・オムツ交換等)

訪問看護業務の中でもかなり頻度が高いケアです。

 

便秘に悩んでいる利用者さんは非常に多く、疾患によっては浣腸・摘便が必須になるケースもあります。そのため、基本をしっかりマスターして安全に実施できるようにしましょう。

 

時には

「便が出なくて苦しい」「下痢でシーツまで汚してしまってどうしたらいいかわからない」

このような連絡が入って緊急訪問する場合も多いです。

 

下剤の効果的な服用方法の指導やオムツ交換の手技(周りを汚さない、漏れないおむつの当て方など)などもマスターしているとなおGOODです!

 

膀胱留置カテーテルを挿入されている方も多いので、カテーテル管理やトラブル時の対応については知っておく必要があるでしょう。

 

褥瘡の処置

褥瘡処置も実施頻度が高いケアの一つです。

褥瘡の処置に関して、アセスメント項目が非常に多いですよね。
(栄養状態、マットレスなどの療養環境、介護力など)

 

在宅では、訪問日や訪問時間が限られていたり、ケア方法を統一がうまくかなかったり(ケアの実施者がさまざま。家族・施設スタッフ・訪問看護師など)評価が難しいケースも。

 

【在宅での褥瘡処置】と【病院での褥瘡処置】は、使用する衛生材料(ドレッシング材など)や交換頻度など異なる場合も多いですが、治癒過程を中心に褥瘡ケアの基本を押さえておくことは非常に重要です。

 

病院等で褥瘡の患者さんを看てきた経験は非常に役立ちますよ!

吸引

吸引は頻度としてはそれほど多くないですが、吸引が欠かせない方もいますし、必要な時にできないと困る。という理由で挙げました。

 

吸引を必要とする利用者さんにとってはなくてはならない日常的なケアであり、かつ侵襲的な技術でもあるため基礎知識、手技はしっかり身につけておきましょう。

 

吸引はご家族が実施者となることが多いでしょう。

管を入れるという行為、苦しそうな様子からご家族は吸引に対して不安が強いことが多く、技術の習得までに時間がかかることもありますが、丁寧にゆっくりと支援していく必要があります。

吸引は苦痛を伴うので、ほぼ100%嫌がられます。(意識がはっきりしている場合)

処置に伴う痛みや苦しみを最小限にできるように、手技にも慣れておくといいですね。

 

食事や栄養に関する知識

加齢や疾患による嚥下機能の低下、誤嚥性肺炎のリスクを抱えている利用者さんは非常に多いです。
誤嚥性肺炎予防のために口腔ケアに関しても、基本的な知識が求められます。

 

言語聴覚士が在籍しているステーションは限られているので、看護師が嚥下リハビリを行ったり、食事形態や食事介助に関するアドバイスを行う場合もあります。

 

胃瘻を使用している利用者さんも多いので、胃瘻ケアの経験や知識があるとなおいいですね。

 

スキル・経験編

アセスメントスキル

 

超重要です!

アセスメント(あせすめんと)とは、看護過程(情報収集、アセスメント、問題点の抽出、看護計画の立案・実施・評価)におけるプロセスのひとつである。対象者から得た「主観的情報」と医療者の観察から得た「客観的情報」を解釈、統合しながら、対象者を取り巻く看護上の問題点を理論的に分析すること。アセスメントは、対象が抱える問題点や優先度を判断し、看護ケアの方向性を明確化することにつながる。

引用元:看護roo!

訪問看護で情報収集しようとするとこんな問題が起こります。

  • 情報が少ない
  • 物品が少ない(血糖測定器や膀胱エコーなどの医療機器がない)
  • 情報が正しいか定かではない(はっきりしない)
  • 時間が限られている

認知症の方などで本人からの情報収集が難しい場合、頼りになるのはご家族からの情報です。
しかし、奥様に話を聞いても「はて、どうだったかしら?」←覚えてない。
家族は仕事に出かけて不在←話聞けない。

という事態がよく発生します。

 

物品も情報も限られた中で自分の知識と技術だけが頼り!ということもあるので、アセスメントスキルを高めておきましょう!

 

 

訪問看護では「気になるからちょっと見に行ってみよう」ができないんですよね。

何か変化があった時に対応するのは、ご家族です。

 

もちろん医療的な知識がない方がほとんどなので、一般の方にもわかりやすい言葉で丁寧に説明する必要する説明力もあるとなおGOODです。

 

 

急変対応

訪問看護の利用者さんは基本的に病状の安定した方が多く、急変に遭遇することは病院に比べると少ないです。

 

普段あまり経験する機会が少ないので、目の前で利用者さんが急変したらどうしよう!と不安になってしまいますよね。

 

病院では、BLS(一次救命処置)やICLS(医療従事者のための蘇生トレーニング)などの研修を受講し、日々トレーニングをしている看護師も多いと思います。

 

急変対応に関する知識と実際の経験(急変に対応し、経過をみてきた経験など)があれば、もしもの時にも、慌てず冷静に対応できるでしょう。

情報伝達スキル

訪問看護の情報伝達は病院とは異なる点がいくつもあります。

  • 会ったことのない相手と話をする機会が多い
  • 顔を見ながら話ができない
  • 他職種とのやり取りが多い
  • 伝達ツールが電話やメール、FAX、ICTなど複数ある
  • 反応が返ってくるまでに時間を要することがある

このような特徴があります。

ICTとは「Information and Communication Technology」(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー)の略です。意味は「情報通信技術」。簡単に説明すると、SNS上でのやり取りやメールでのコミュニケーション、オンラインショッピング等、人同士のコミュニケーションを手助けしたり、「IT技術を使ってどのように人々の暮らしを豊かにしていくか」という活用方法に関する考え方です。

引用元:クリエイト転職

 

急ぎではないからメールで。
すぐに返答が欲しいから電話で。など状況に応じてツールの選択をします。

また、医療従事者以外と話をする機会が多いので、相手に伝わる言葉の選び方、情報を簡潔に伝えるスキルなどが身についていると仕事を円滑に進めやすくなります。

 

その他

社会人としてのマナー

基本でありながら超重要です!

気持ちのよいマナーを心がけることが、利用者さんやご家族との信頼関係を築くための第一歩といっても過言ではない。

基本的なマナーが守れていれば問題ないので、難しく考えなくて大丈夫ですよ。

車の運転

都内では自転車やバイクを移動手段として使用することが多いかもしれませんが、地方ではほとんどの訪問看護ステーションが車で訪問しています。

普段から車を運転している人は特に心配いりませんが、ほとんど乗らない方はある程度運転に慣れておくといいかもしれません。

リハビリ

病院では看護師は看護師にしかできない仕事をする(業務が多いので)という意識もあり、リハビリに関してはPT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)などリハビリ職のスタッフにまかせっきりだったような気がします・・・

在宅では、看護師がリハビリを行うケースも多いです。
同事業所内にリハビリのスタッフが在籍しているステーションでは、PT・OTスタッフから個別的なリハビリメニューを教わり、リハビリを行うこともあります。

もちろん専門的な指導はできませんが、ROM(関節可動域)訓練やデイサービスで実施されるようなリハビリ(折り紙、塗り絵、ボールトレーニングなど)はよく行います。

 

在宅では生活動作自体がリハビリになりますので、リハビリに関する知識や視点をもってアドバイスできるといいですね。

家族看護・クレーム対応

訪問看護では利用者さんのご家族を

①ケアの対象者としての家族
②介護者としての家族

としてとらえています。

 

訪問看護師は日々介護に取り組まれているご家族のよき理解者であり、伴走者となれるような姿勢が望まれます。

あと、気をつけたいのはクレーム対応です。

初期対応はとても大切ですから、冷静に対応できるようにクレーム対応の基本について学んでおくといいですね。

まとめ

今回は訪問看護師になるために身につけておきたいスキルはこちらの11個をご紹介しました。

看護・医療処置編

  • 排泄関連(浣腸・摘便・導尿・オムツ交換等)
  • 褥瘡の処置
  • 吸引
  • 食事や栄養に関する知識

スキル編

  • アセスメントスキル
  • 急変対応スキル
  • 情報伝達スキル

その他

  • 社会人としてのマナー
  • 車の運転
  • リハビリ
  • 家族看護・クレーム対応

「一人での訪問は不安」「自信がない」という方もいらっしゃるかもしれません。

今回のスキル11選を身につけておくことで、訪問時のプレッシャーや緊張感を和らげることができますし、仕事に慣れるまでの期間も短縮できるはずです。

診療科や施設によっては、経験するチャンスがない!という場合もあると思いますが、働きながらでも十分習得できる内容ですので、そこまで心配はいりません。

 

是非、スキル習得に取り組んでみてください♪

ABOUT ME
komaten
新人時代に看護師辞めたすぎた看護師。 看護師始めて、かれこれ10年。 今は楽しく、ゆったりと訪問看護やってます。