看護師×子育て

【病院以外で働きたい】デイサービスはママ看護師にとって働きやすい?

子どもが小さいうちは夜は一緒にいてあげたい。
仕事と子育てが両立できる職場ってないの?

小さな子供を育てながら看護師が仕事を続けていくのって想像以上に大変ですよね…

夜勤なし
残業が少ない
土日休み

このような条件で就職先を探しているママ看護師も多いのではないでしょうか。

クリニック、透析センター、デイサービス、訪問看護、検診センター
上記3つの条件で働ける職場って、探してみると結構あります。

はて、どれが自分に一番あっているのか…。

今回は、ママ看護師が働きやすそうな職場の中から「デイサービス」について考えてみたいと思います。

デイサービスは「以前のように病院でバリバリは働けない…。子どもが小さいうちは短時間で働きたい…」というママ看護師にもオススメの職場です!

しかし、選ぶ時に気を付けたほうがいいポイントもありますので、後悔しない職場選びのために是非一度確認してくださいね♪

デイサービスで看護師はどんな仕事をしているの?
・デイサービスに向いている人、向いていない人は?
・実際に働く看護師はデイサービスの仕事どう思ってる?
・働くデイサービス施設を決めるときに注意すべきポイントってある?

こんな疑問を解決していきましょう!

【デイサービス】と【デイケア】って違うの?

まず、はじめに混同しやすい【デイサービス】と【デイケア】の違いについて確認しておきましょう。

大きな違いは「サービスの目的」「医師の常駐の有無」の2つ

デイサービスとは?

介護保険サービスでは「通所介護」にあたります。

その名の通り「通って介護を受ける」サービスですね。

食事や入浴などの介護を受けることができ、レクリエーションなどの機能訓練も含まれています。

【デイサービスの目的】

  • 心身の健康維持向上
  • 社会的交流の場
  • 楽しみや生きがいの場
  • 清潔保持
  • 生活リズムの安定
  • 家族負担の軽減

デイケアとは?

介護保険サービスでは「通所リハビリテーション」にあたります。

デイケアには医師が常駐しています。
医師の指示に基づき、リハビリが行われるため、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といった専門職スタッフが働いています。

【デイケアの目的】

  • 身体機能の維持回復
  • 生活機能の維持向上
  • コミュニケーション能力の向上
  • その他(デイサービスと同様)

簡単に言えば

■日常生活で必要な介護を受けながら、楽しい時間を過ごす目的で利用する
→ デイサービス
■身体機能の維持や回復目指して、医師の指示のもとに行われるリハビリを受ける
→ デイケア

というイメージですね。

 

では、デイサービスの看護師はどんな仕事をしているのでしょうか?

看護師の仕事内容

  • バイタル測定
  • 服薬管理
  • 血糖測定・インシュリン注射
  • 爪切り
  • 傷の処置
  • 点眼
  • 導尿・浣腸・摘便
  • 経管栄養
  • ストーマケア
  • 胃瘻部のケア
  • 吸引
  • 酸素ボンベの管理、流量設定、SPO2測定
  • 連絡帳の記入
  • ケアマネや関係機関との情報共有、報告
  • 家族への連絡
  • 介護職員のサポート(入浴介助、トイレ介助など)
  • レクリエーション
  • 機能訓練、リハビリテーション

健康管理が基本で難しい医療処置などはありません。
看護師として病棟で2~3年働いた経験があれば、技術的なものはおおよそカバーできそうですね。

しかし、施設内に看護師が一人という場合も多いので、入浴可否の判断、体調変化時のアドバイスや急変対応など、医療的な知識、アセスメント能力、判断力が問われる場面もあります。

一日の流れ

9:00  出勤

9:30  バイタルサインチェック(入浴できるか判断)

10:00 入浴後の処置

11:00 レクレーション時の対応

12:00 昼食 対応・見守り

13:00 休憩

14:00 業務記録作成

15:00 おやつ 介助・見守り

16:00 お見送り・片付け

18:00 勤務終了

入浴や処置、昼食の準備や介助・見守りと午前中から昼過ぎにかけてバタバタと忙しく、午後になると、ほっと一息という施設が多いようです。

給料はどれくらい?

平均年収は340万~400万

時給1200~1800円

(引用元:ナースエージェント ナース転職マガジン)

デイサービス看護師に向いている人

臨機応変な対応ができる人

デイサービスに通所されるのは、持病を持ちながらも状態の落ち着いている方がほとんどです。

しかし、いつ急変が起こるかわかりませんし、転倒などの事故が起こる可能性もあります。

このような問題が起きた場合、医師が常駐していないデイサービスでは、看護師が初期対応を行います

「救急要請が必要なのか」「受診が必要なのか」「経過観察でいいのか」など冷静に状況判断をして適切に対処するための知識や技術が求められます。

明るく、コミュニケーションが得意な人

デイサービス利用者の中には、利用者同士や職員との交流を楽しみにしている人も多いですよね。
長いお付き合いになることが多いので、上手に関係性を築いていけるコミュニケーション力は重要です。

「人を楽しませることが好きな人」なら、イベントやレクリエーションの場面で大活躍間違いなし!看護師という枠を超えて、その施設に欠かせないスタッフになれることでしょう^^

高齢者と関わることが好きな人

デイサービス利用者さんのほとんどは高齢者。(平成28年の厚生労働省の調査によると、平均年齢は82.1歳)

  • 老年看護に興味がある
  • 高齢者の方とコミュニケーションをとるのが好き

という方には、利用者さんとじっくりかかわれるデイサービスはもってこいの職場です。

介護分野、地域看護、在宅看護に興味がある人

デイサービスは、介護が必要な方が「在宅・地域で暮らす」を支えるサービスの一つです。デイサービス利用中だけに限らず「自宅に帰った後も安心して過ごせるだろうか?」という視点でかかわれると、より一層、看護師としてのやりがいが出てくるのではないでしょうか。

仕事内容は、介護の分野と重なるところもたくさんあります。

「医療処置にしか興味ないわ」「介護は介護士がするもの」という考えを持っている人にはオススメできません。

プライベートの時間を大切にしたい人

デイサービスは、「夜勤なし・残業なし・土日休み」の条件で勤務できる場合が多く、家のこともきちんとやりたい。子どもとの時間も大切にしたい」というママには魅力的ですよね。

また、10時から15時などパートタイムで働ける求人も多くあり、家庭の状況に合わせて働き方を選べるというメリットもあります。

特に、5年、10年と長いブランクがあるママは、いきなり医療現場に復帰してやっていけるのだろうかと不安に感じている人も多いですよね。

無理せずに、まずは働くことに慣れて、看護師としての感覚を徐々に取り戻していきたいというママにも働きやすい職場です。

デイサービス看護師に向いていない人

看護師としてのプライドが高い人

「私、看護師なんで、医療行為しかいたしません!」「介護の仕事は介護士やヘルパーがやってね」という考え方の場合、必ず看護師VS介護職のいさかいが起こります
お互い気持ちよく仕事するためには、この考えは捨てましょう。

「デイサービスで働く看護師は、介護と看護の領域に関係なくケアにかかわる」くらいの気持ちで勤めた方がいいかもしれませんね。

看護師と介護士やヘルパー、職種の壁を越えて相互にサポートしあって気持ちよく働ける職場を作っていきましょう。

コミュニケーションが苦手な人

デイサービスの利用者はおしゃべりなど他者との交流を楽しみにしている人も多いです。

自分から積極的に声をかける場面も多いので、コミュニケーションが苦手という方は仕事がつらくなってしまうかもしれません。

実際にデイサービスで働く看護師の意見

どこの介護事業所でも言えますが、看護師が看護業務、医療行為をするのが中心だと思っているところはギクシャクします。医療行為ができる介護職と思って勤めないと仕事が回らないでしょう。
(前略)以前働いていた小規模(利用者20名以内)デイは楽でしたが、今働いている(30人以上)デイは内容濃くてキツめです。よく調べて働きやすいとこを選んでくださいね。
(前略)自分で判断しなくてはいけない分、迷うことは多いですが、仕事の内容的には、病院よりも楽だと思いますよ。看護師は仕事上孤立し安いですが、手の空いている時は介護士の仕事を手伝うなどの配慮は必要です。

引用元:Yahoo!知恵袋

働くデイサービス施設を選ぶ際のポイント

ここでは勤務先を選ぶ時に抑えておくべきポイントを3つお伝えします。

ポイント①デイサービスの規模に注目しよう!

デイサービスの規模によって配置されている看護師の数の違いがあります。

【利用人数の定員による区分と看護師の配置基準】

  • 小規模デイサービス  →利用定員10人以下 看護職員又は介護職員を1名以上
  • 通常規模デイサービス →利用定員10人以上 看護職員を1名以上

一日の利用人数が20~30人、多いところでは50人以上なんて大規模デイサービスもありますが、配置基準だけで考えると、看護師は最低一人いればOKということ。

おかぴー
おかぴー
50人の利用者さんを看護師一人でみるとか無理っしょ?
こまてん
こまてん
現実的にはかなーり厳しいよね…

小規模デイサービスでは看護師が必ずしも必要ではないのですが、実際には【機能訓練指導員】として看護師が配置されていることが多いです。

※機能訓練指導員になれる該当資格は理学療法士などのリハビリスタッフもしくは、看護師・准看護師、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師となっています。
こまてん
こまてん
小規模デイサービスでの看護師配置は、看護職員というより、あくまで機能訓練指導員として配置されて看護業務もこなすイメージだね!

比較しやすいように

利用者10人以下の小規模デイサービス
利用者30~50人ほどの大規模デイサービス

この2つにわけて、それぞれのメリット・デメリットをみていきましょう。

デイサービス規模の違いによるメリット・デメリット

小規模デイのメリット

  • 利用者の人数が少ない分、ゆったりとかかわれる
  • 利用者さんを早く覚えられる(プロフィール、性格、注意点など)
  • 必要とされる看護処置が少ない

小規模デイのデメリット

  • 看護師の相談相手がいない
  • 休みがとりづらい
  • 機能訓練指導員としての業務もある可能性大
  • 介護に関する仕事内容が多くなる

大規模デイのメリット

  • 看護師が複数名配置されていることが多く、安心感がある
  • 休みがとりやすい
  • いろいろな経験ができる
  • 看護師としての仕事がメイン

大規模デイのデメリット

  • 利用者さんを覚えるのが大変
  • 医療処置が多くなる可能性がある
  • 看護師スタッフ同士が対立するときつい

一日の利用者数が30~50人など大規模デイサービスでは、利用者さんの介護度、重症度も様々です。人数が増える分、必要とされる医療処置や看護技術の種類も多くなるでしょう。

時には、子どもの体調不良で仕事を休まなくてはいけないこともありますよね。
そういった場合、急な休みにも対応してもらえるのかという点は必ず確認しておいた方がいいですね。

ポイント②施設の特徴を知ろう!

デイサービスの中でもある分野に特化した特化型デイサービスが存在します。

  • リハビリ特化型デイサービス
    医師からの指示はないけれど「将来のために体力をづくりをしていきたい」といった方が参加するリハビリを目的としたデイサービス。入浴や食事はせずに帰宅する半日型が多いです。
  • 認知症特化型デイサービス
    認知症の専門的なケアが受けられるデイサービス。認知症の方は環境が変わると不安になり、落ち着きがなくなることも多く、見守りが必要な場面も多いです。利用定員は12名で「少人数」「専門的な認知症ケアを手厚く受けられる」ことが特徴です。
  • 療養型デイサービス
    医療的ケアが必要な対象としたデイサービスです。一般的なデイサービスに通うのが難しい難病、がん末期の方、気管切開をしている方などが利用します。

一般的なデイサービスでも麻雀、料理、畑仕事など、個性的なレクリエーションを取り入れて差別化を図っている施設も多くなっています。

「医師が常駐しているデイケアの方が安心」という方はデイケアを選択肢の一つに選んでもいいかもしれません。

リハビリがメインになるデイケアの場合は、機能訓練やリハビリの補助などが仕事内容に含まれる可能性がありますので、リハビリの分野にも興味がある!という人にはオススメです。

ポイント③看護師が行う業務の範囲を確認しておこう!

デイサービスの規模が小さいほど、看護業務以外の仕事も求められる可能性が高くなります。介護士さんと同じように仕事することもありますし、掃除やごみ捨てなどの雑用も担当することもあるかもしれません。

おかぴー
おかぴー
皿洗いをするところもあるんだってよ!皿洗い好きー♪ 

看護師しかできない業務がもちろん最優先ですが、自分の手が空いていれば声をかけて手伝うという姿勢で働けるといいですね。

施設によっては送迎車への同乗など、看護師の枠を超えた業務も含まれるケースもあるので注意が必要です。働き始めてから問題にならないようにポイントを押さえて、事前に確認しておきましょう。

クリニックや介護老人保健施設(老健、老人ホーム等)などが母体となった併設型のデイサービス、デイケアもたくさん存在します。

場合によっては、母体施設スタッフとの兼務や採血や診療のサポートも任されるケースがありますので自分の希望した条件で働けるか、よーく確認しておきましょうね。

こまてん
こまてん
そんな話聞いてないよ~!!!ってならないようにきちんと確認しよう!

まとめ

デイサービスの仕事についてイメージできましたでしょうか?

高度な医療知識や難しい看護技術を必要としないデイサービスは、ブランク明けのママにとって働きやすい職場といえます。

しかし、他職種スタッフとの関係性に悩んだり、いざという時、看護師である自分が判断を下さなければならないことに責任の重さを感じる場面があるかもしれません。

プレッシャーに負けずに、いざというとき頼りになる看護師を目指して勉強することで、仕事のやりがいにつなげましょう!

働き始めてから、こんなはずじゃなかったと後悔しないようにポイントを押さえて事前に確認しておくことが大切ですよ。

自分に合った職場選びのお役に立てればうれしいです(^^)

 

ABOUT ME
komaten
看護師始めて、かれこれ10年。 今はゆったりと訪問看護やってます。