訪問看護師

訪問看護師に向いていないひとの7つの特徴・性格とは?

こんにちは!こまてんです♪

【看護師】という職業自体にも向き不向きがありますが、「どこで働くか」も重要ですよね。
私は、病院に勤めているときは特に何も考えずに、「与えられた仕事をこなして給料を頂く」という感覚で仕事をしていました。

決められた時間にバイタルチェックに周り、異常があればリーダーに報告し、指示が出ればそれに従う。自分の頭で考えるということをあまりしてこなかったような気がします。

病院と在宅での看護。
根本は同じかもしれませんか、やってみると「病院とは違うな」と感じることが多いです。

そもそも向いてないことを無理してやるのはきついし、つまらない。
「でも、本当に向いているか、向いていないかなんて実際にやってみなければわからないっしょ?」

確かにそう思います。

しかし、情報を集めている段階で、なんとなく「コレは自分に向いてるかも・・・」と感じたり、逆に、自分の性格ややりたいこととかけ離れていたら「コレは自分には向いていないな・・・」と大まかに選択肢は絞れていくのでないでしょうか?

今回は、訪問看護に興味があるものの「在宅での看護ってどんな感じなの?全然イメージがわかない!」「訪問看護師に向かない看護師の特徴とかあるの?」という疑問を持った方に向けてお話していきます。

訪問看護に向いていない人の6つの特徴

1.社会人としてのマナーが身についていない人
2.
自分の頭で考えるのが苦手な人

3.医療処置が好きな人
4.車の運転が苦手な人
5.
コミュニケーションが苦手な人
頭が固い人
.潔癖症の人

上の6項目に当てはまる人は、実際に訪問看護の世界に足を踏み入れると「んーやっぱり病院の方がよかったかも。こんなはずじゃなかったのに・・」と後悔してしまう確率が高いと思います。

その理由を一つずつ見ていきましょう!

1.社会人としてのマナーが身についていない人

病院で働くにしても身に着けていてほしい基本中の基本ですが、中には「えっ・・・」と驚くような残念なナースもいますよね。ナースどうこうの前に人としてどーなの?みたいなレベルです。
知識はあっても、実践していないのか・・・性格に難ありなのかわかりませんが。

 

・挨拶ができない
・身だしなみがなってない
・敬語が正しく使えない
・時間を守らない など

 

 

【時間を守らない】を例に考えてみると・・
忙しい病棟だと、看護師はバタバタしていて、常に多重課題に取り組んでいるようなもの。

患者さんの多くは「病院とはそういうもの、看護師は時間通りに来ないし、少々お待ちください。と20分、30分待たされることなんて当たり前」という経験を何度もしています。

「看護師さん、忙しいでしょ?忙しいのにごめんね」と患者さんの方が気を使ってしまうこともあり、申し訳ないと思いながら働いていました。

患者さんにとって病院は多くの我慢を強いられる場所です。
病院とはそういうもの。ある程度の我慢は覚悟で入院している患者さんがほとんどだと思います。

中には病院だろうがルール無用、自分の好き勝手行動する人もいますし、「わずかなミスも許さない」という対応に神経をすり減らす患者さんもいますが、、、、

病院では、時間を守ってもらえなかったり、言葉遣いがなってない、などの不満を感じていても口に出しては言わない。言えない。そういう患者さんが多いのでないでしょうか?

では、訪問看護ではどうでしょう。

利用者さんの生活している場に看護師がお邪魔するわけですから、病院とは感覚が異なります。

約束の訪問時間に連絡もなく遅れてきたらどう感じるでしょうか?
訪問の時間に合わせて、掃除をしたり、支度を済ませているのに、時間通りに来なかったらイライラしますよね。

場合によっては、「時間も守れないような人に看てほしくない」と担当を外されてしまうこともあります。

いくら気を付けたとしても、利用者さんの体調変化やハプニング、交通渋滞など、どうしても訪問時刻に間に合わないことだってありますよね。
そういう時には事前に電話で連絡し、到着時間が遅れてしまうことを謝罪するとともに、到着予定時刻をお知らせする。

当たり前のようですが、こういった基本的なマナーをきちんと守ることが大切です。

その他にも、お宅にお邪魔する際のマナー(靴の脱ぎ方、そろえ方、上着を脱ぐタイミング、じろじろ家の中を見ないなどなど)などにも気を配ります。

基本的なマナーが守れなければ、利用者さんやご家族との信頼関係は築けませんし、そもそも訪問自体を拒否されてしまうかもしれません。
必要とされるのは、一般的な常識やマナー。決して難しくはありません。
今は自信がなくても、これからいくらでも身に着けられるのものなのでそれほど心配はいりません。

2.自分の頭で考えるのが苦手な人

病院では多くの場合、複数のスタッフと一緒に働き、そこにはリーダーや医師がいます。
自分のアセスメントに自信がなければ、先輩に相談することも可能。
異常があればリーダーや医師に相談することもできるので、周りのスタッフのチカラを借りながら、言われたことをやっていれば、なんとかなるかもしれません。

しかし、訪問看護の現場では、基本的に単独訪問ですから、現場にいるのは自分だけ。
利用者さんになんらかの変化が見られたとは「
原因として考えられるものは何か?」を頭フル回転で探っていきます。

例えばおなかが痛いと言って苦しんでいた場合
家族が一緒に住んでいれば「食べたもの、排便状況、いつから痛み出したのか」など状況を聞くこともできますが、中には独居や老老介護で有力な情報が得られない場合もあります。

バイタルサイン、全身状態の観察、室内の状況など
自分の知識や五感をフルに使って、とれるところから情報を収集していきます。

自分がその場でできることは何か、緊急性はあるのか、医師への報告はどうする、何を伝える?
本人や家族にはどう説明する?今後どうなりそう?起こりそうな問題に対してどう対応してもらう?
頭ぐるぐるフル回転です。

頭を使うのは、利用者さんに変化があったときだけではありません。
日常的なケア一つとっても、順序や方法など、どうすれば利用者さんや家族の満足度がアップするかを常に自分の頭で考えています。

面倒くさいと思うか、面白いと思うかは人それぞれ。
私も大変だなと思うことはありますが、どちらかというと考えることを面白いと感じます。

決められたルールに従って淡々と業務を遂行する方が楽でいい、自分で考えるより指示されて動くのが好きという人には、訪問看護師の仕事はあまり向かないかなと思います。

 

3.医療処置が好きな人

時々、採血や点滴ルート確保などの針刺す系の医療処置が大好きな人いませんか?
なかなか採血が取れない、ルート確保できないという話を聞きつけて駆け付けてくれるナース。

そういうナースは技術に自信があって、実力も伴っていることがほとんどです。
バシッと一発で決める。「全然痛くなかったわー。気づいたら終わってた」みたいな無駄のない美しい技術を見ると惚れ惚れします。

しかし、残念ながら、在宅における看護ではそういった医療処置のスキルを発揮する機会はさほど多くありません。

もちろん採血や点滴の指示が出ることもありますし、医療機器の操作が必要な場合もありますが、病院と比べると頻度はかなり低いです。

そのため、看護業務の中で医療処置が好き!というナースは物足りなさを感じてしまうかもしれません。

人によって看護業務の中で好きなものってあると思うんです。
ナースの中には
包交介助が好きだったり、吸引、採血やルートキープ、医療機器の操作が好きというタイプ

はたまた、入浴介助や清拭など清潔ケアとか移乗介助など患者さんをきれいにしたり、実際に触れあって手助けするような介護に近い分野が好きなタイプ。
いろいろあると思いますが、訪問看護に向くのは後者のタイプだと私は思います。

4.車の運転が苦手な人(移動手段が車の場合)

 

地域によっては移動手段が自転車がバイクといったこともありますが、私が勤務するナースステーションでは移動に社用車を使用しています。

ナビは搭載されていませんので、グーグルマップなどの地図アプリの案内を頼りに利用者さんのご自宅まで向かいます。

ナビがあれば、迷子になる心配は少ないでしょう。

問題は運転技術。

運転が下手、苦手な人の多くは運転自体が嫌いという人が多いのではないでしょうか。
(中には運転は苦手で下手だけど、運転すること自体は好きという人もいるかもしれませんが・・)

地方では、車で片道30分かかるの訪問先もあります。
往復で一時間・・
結構な時間、車で走りまわっているんですね。

私は、車の運転はどちらかといえば好きな方です。なので、訪問先への移動も苦痛ではありません。しかし、いくら運転が好きといっても、時間ギリギリで焦って運転するのはかなりのストレスです。

もともと運転が苦手、嫌いという人にとっては、時間に追われ、焦って運転する状況は非常にリスキーですし、ストレスが大きいです。

無事に訪問先へ到着したあとにも、駐車のミッションが待っています。
駐車スペースが、極狭駐車場や縦列駐車ということもあるんです・・・
ただでさえ時間がないのに、何度も何度も切り返してうまくいかないと焦ってイライラします。

運転が苦手だと絶対無理ということはないですが、得意に越したことはないでしょう。

5.コミュニケーションが苦手な人

訪問看護師は世間話ばかりしているというイメージはありませんか?
たしかに、病棟で働いていた時と比べると会話の機会は倍以上に増えました。
決して何の意味もない話をしているわけではないんですよ。

信頼してもらうため、親しみをもってもらうため、相手の本心を聞くため。
色々な目的があって訪問看護師はたくさんおしゃべりをしています。

どちらかというと、話し上手よりは聞き上手の方が訪問看護師に向いているかなと思います。
なぜ、聞き上手がいいのかというと、利用者さんやご家族の多くは話を聞いてほしい場合が多いから。

療養していく上で、利用者さん、ご家族はいろいろな不安や悩みを抱えています。
この先どうしていきたいか、治療に関すること、お看取りに関すること、重要な意思決定を支えるために、時間をかけて気持ちを聞くことも訪問看護師の重要な役割です。

私はコミュニケーションがうまいのかと聞かれれば、決してそんなことはありません。
話すのは苦手ですが、空気を読むのは得意な方かな思います。

「空気を読む」自然にできる人もいますが、中には「ちょっと、、今それ言います?空気読んでよー!」とツッコみたくなる人もいるわけで・・・

「相手が何を考え、何を求めているか」
本音は当人にしかわかりませんが、その場にそぐわない、やって欲しくないことをしてしまうのだけは避けなければいけません。

 

一番大切なのは「空気を読むこと」べらべらと不必要なことを話して、余計な不安を与えてしまうより、口下手だけど、しっかり話を聞いて理解した上で、相手が求めているであろうケアが提供できる方がよっぽどいいですよね。

6.頭が固い人

訪問看護をやるなら「こうでなくてはならない!」という考え方は捨てましょう。
頭が固いとサービスを提供する自分自身も辛くなってしまいます。

病院での常識が、在宅の現場でも通用するとは限りません。
COPDの患者さんは禁煙するもの、インシュリン投与前は毎回血糖チェックする、吸引チューブはその都度新しいものを使用する。一処置一手洗い、手袋は処置ごとに交換など

病院と在宅では求められる感染対策のレベルに違いがあるので、それぞれ異なっているのは当たり前ですが、手袋を付けずにおむつ交換(汚物あり)をする様子を見た時は衝撃でした。

さすがに「便に触れるかもしれないので手袋をした方がいいですよ」と声をかけても「手袋するのが面倒、もったいない、家族だから別に汚いと思わない」と言われてしまうと「なるほど、、そうですか・・・」としか言えません。
「おむつ交換の後はしっかり手を洗ってくださいね」くらいしかアドバイスできませんでした。

リスクに関しては説明はしますし、必要があればアドバイスもしますが、決して強制はできません。
病院内では「病院のルールですから必ず守って下さいね!」といえるかもしれませんが、在宅では基本的にそれぞれの家庭のルールに看護師が従うことになります。

看護職という立場でみると「これはどうなの???」とジレンマを感じることも多いですが、自分の価値観はいったん置いておいて、柔らかい頭で物事を考えれる方が自分もダメージを受けない思います。

7.潔癖症の人

私はまあまあきれい好きですが、潔癖症ではありません。
潔癖症だったら訪問看護師になるのは厳しいかな・・・・と思います。

その理由は、

・使える衛生材料(マスク、手袋、エプロンなど)が限られている、十分にない
・手洗い、手指消毒が病院のように頻回にできない
・感染予防に対して協力が得られない場合もある(認知機能低下など)
・家が絶望的に汚いお宅もある
・ユニホームは基本自宅で洗濯

在宅では、病院のように感染防御具も衛生材料が豊富にありません。
経済的な理由もあり、最低限の物品で対応することがほとんどです。

手洗いは基本的に訪問時の一回です。
病院のように1処置1手洗いなんてできません。
手袋もできるだけ少ない枚数に抑えるように常に心がけています。

利用者さんによっては風邪でゲホゲホ咳が出ていてもマスクを着けてもらえない場合もあります。
「飛沫感染防止のためにマスクを着けていただけますか?」とお願いしても、「誰が!?なんで!?誰が風邪なんか引いてるんだよ!?」と衝撃の返答をいただくこともあります。
「いや、あんただよ・・・・」(心の声)

 

また、ユニホームも自分で洗いますよー。

 

病院に勤務していた時は
勤務終了後、更衣室で 白衣→私服へ着替える。
脱いだ白衣はランドリーボックスに放り込んでおけば、業者がまとめてクリーニング、3日ほどできれいになって戻ってきます。

素晴らしいシステム。

今はどうなっているかというと、
自宅でユニホームに着替え出勤→勤務終了後そのままの格好で帰宅し、自宅で洗濯・・・
訪問先によっては家族の洗濯物と分けて洗うこともあります。

訪問するご家庭はさまざまで

・普通にきれい
・若干散らかっている
・荷物多すぎてなだれ発生
・尿臭、便臭、たばこ臭が漂っている
・もう何年も窓開けてない(換気できない)
・ほこりが積もっている
・虫系(ノミ、ダニ、ハエ、ゴキブリなど)の住処となっている

多くのご家庭は普通にきれいです。
しかし、なかには足を踏み入れるのに抵抗を感じるご家庭もありますので要注意。

おわりに

訪問看護に向いていない人の特徴6つは

1.社会人としてのマナーが身についていない人
2.自分の頭で考えるのが苦手な人
3.医療処置が好きな人
4.車の運転が苦手な人
5.コミュニケーションが苦手な人
6.頭が固い人
7.潔癖症の人

これらの項目に当てはまったとしても、訪問看護師になるのは絶対無理!というわけではありません。内容によっては今からでも十分修得可能なものもありますし、初めから完璧にできなくていいんです。

自分に向いていない職場で働くのは本当に苦痛です。
今回の6つの項目には当てはまらない、むしろ逆!と思った方。
病棟では苦痛に感じていた仕事が看護を提供する場が【在宅】に変わることで楽しくイキイキと働けるようになるかもしれません。

ぜひ、自分が看護師として輝ける職場をみつけてください

ABOUT ME
komaten
現役訪問看護師/やんちゃ盛りな男の子2人の母です('ω') 今はこのブログが趣味の一つになってます。